心の栄養補給に鍋
2008-11-01 Sat
風が冷たくなると恋しくなるには「鍋」。できたてアツアツを食べるのだから、何と言っても温まる。また、鍋は多人数でたべることを目的としており、人と人との交流の場を作る。鍋を囲んでの家族・友人との食事は、必ず談笑の場へと変わる。鍋は一人前ずつ皿に盛り付ける西洋料理とは違い、大皿を一人ずつ取り分ける中華料理とも違う。参加者がその時になって
一人増えたり減ったりすることはよくあることだが、鍋ならそんなことはお構いなし。
また、肉・魚・豆腐などのタンパク質が主役となるが、鍋にしてしまうと意外と野菜も多く食べることができる。ビタミンと食物繊維をたくさん摂取できるのは鍋の隠れた特徴だ。
そして、寒い冬に鍋をすると、陽気で部屋が暖かくなり、外は寒いのに窓を開けることはよくあることで、鍋は暖房機要らずのECOなのだ。
そんな鍋と肉との関係はというと、江戸時代、ご馳走として「鶏鍋」があった。池波正太郎の「鬼平犯科帳」には、平蔵が密偵たちと「軍鶏(しゃも)鍋」を囲んでいる場面がよく登場する。明治になって、牛肉を一般庶民が口にするようになり、「すき焼き」が誕生する。そして「すき焼き」は関東風・関西風と作り方は異なるが、鍋の王様「ご馳走」へと成長していったのだ。
わたしが子どもの頃は、「今夜はすき焼き」というだけでワクワクしたものだった。それは、「すき焼き」が美味しいものだからというだけでなく、楽しいからだったのだ。
現代の食事は栄養補給、ダイエット、低価格ばかり先行し、この「楽しい」という現代人の一番不足している「心の栄養」を忘れていると思う。
「すし」「てんぷら」「すき焼き」という、外国人も認める日本の食文化「すき焼き」を、
この冬は数多く食卓で復活させ、美味しい・ヘルシー・楽しいを合い言葉に心の栄養をいっぱい摂りたい。
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