【第一話】庄屋・米屋・茶屋と商いを変えて
大石家は江戸時代、谷津山周辺の庄屋でした(菩提寺は瓦場町・元長寺)。駿府は天領であり、年貢で苦労することもなく過ごして来たそうです。
そして時代は幕末から明治へ。土地を小作人に分けた後、大石家は庄屋から米屋へと商売を変えました。父を亡くして店を継いだ吉蔵は米屋に失敗し、茶の小売業へと業種を変えました。ですが、それも失敗するのでした。
どうやら、その理由は、吉蔵は八人姉妹の後に生まれた末っ子の男一人で両親から可愛がられ、学問は仕込まれたが商売の駆け引きは仕込まれなかったようです。
というこで、商売を起こしても、明治という激動の時代の中で商いはうまく行かず、現実から逃れるために酒を飲む事だけが楽しみという日々を重ね、ついに家屋敷を手放すことになりました。
住む場所を失い、妻と子どもたちを連れて向かった先は、新通りの山下家。吉蔵の妻ふさの実妹の嫁ぎ先です。山下家で家族と共に居候の生活を送ることになった吉蔵の長男が、大石精肉店創業者・善作であり、この山下家から大石精肉店が生まれることになるのです。

| 大石精肉店 | 11:21 | comments (0) | trackback (0) | - |
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